医学まめ知識

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C型肝炎について

 昔は、多量の飲酒により肝臓が悪化すると考えられていたが、近年、考えが大きく変わり、日本の肝臓病の9割はウィルスガ原因であることが明らかになりました。この中で最も多いC型肝炎について解説します。
 感染経路の4割は昔の輸血が原因です。このウイルスは1989年に初めて抗体測定が可能になり、その年以降は輸血による発生は激減しました。そのほか、血液を介する感染なので、未消毒の針治療、入れ墨などで感染することがあります。幸い母児間感染は極めて少なく、現に、15歳以下の小児の抗体陽性者はまれです。
 厄介なことに、C型肝炎が自然治癒することはまれと言われ、感染後年月が経るほどに肝臓病は進展します。C型肝炎の病態診断には、肝生検、腹くう鏡検査が最有力ですが、入院が必要です。外来では超音波検査で、ある程度の診断が可能です。血液検査ではZTT値、血小板数が参考になります。肝障害が進展するにつれて、血小板は低値となります。
 わが国でC型肝炎にインターフェロン療法が可能となり数年が経過しました。しかし、残念ながら、効例は3〜4割です。C型肝炎ウイルスは4型に分類されます。、U型は効用が乏しく、V、W型に効用があること、さらにウイルス菌が少ないほど有効であることがわっかてきました。
 現在のインターフェロン療法は保険適応上最長六ヶ月までに制限されています。今後、副作用の少ない範囲の枠で、しかも外来で長期投与が可能になるよう私なりに頑張ってみます。

医学まめ知識から 上遠野 淳