子育て支援セミナーについて

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「カゼをひいた時に高い熱が出るのは、わざと体温を上げてカゼウイルスの活動を鈍らせるように体が仕向けている訳ですから、熱が高いからなんでかんで下げなきゃいけないってことは、ないんですよ・・・」お母さんたちにそんなお話を聴いていただくと、「えっ、そうなの?」という顔をされる方もいれば、「うんうん」とニコニコ頷かれる方、反応は様々です。我々医療側にとっては極あたりまえのことでも、患者さん側、特に馴れない子育てに奮闘中のお母さんにとっては、必ずしもそうではないことが多々あります。
 ご存じの方も多いかと思います。平成16年より、行政と連携し二か月に一回のペースで「子育て支援セミナー」を開催しております。市内及び近隣在住の育児に関わる方々全てを対象とし、場所は二本松市役所の保健センター2階の子育て支援センター内、畳二十畳ほどの一室です。回毎にテーマを決め(アレルギー疾患について、インフルエンザウイルスについて、など)、40分程度のお話と、講演内容を含めた育児全般に関するご質問、ご相談を受け、最後に筆者による絵本の読み聴かせを体験していただくという構成で、1時間程度を伴に過ごさせていただいております。お母さん方ばかりでなく、お父さんがいらっしゃることもあります。
 セミナーでは、以下の様なメッセージが伝えられるように心がけています。
  1. 子育てに迷いや悩みはつきものであること
  2. 子育ての悩みを一人で抱え込まないこと
  3. 育児情報は大切であるが、それに振り回されないこと
  4. 周囲の支援を利用しながらも子どもは親がしっかり育てていくという気構えが必要であること
  5. 親も子どもも、伴に育っていく過程にあること
 毎回10組程度のご参加があり、子どもさんの年令は6か月から2才、3才がほとんどです。当然、じっとしていられる子どもは少なく、参加者は子どもをあやしながら、無理な場合には廊下に出て、遊ぶ子どもを見守りながらスピーカーからの私の声に耳を傾けてくれております。
 冒頭に示しましたように、発熱の際の対応一つとっても、お母さんたちの反応は様々です。そこで大切なことは、「大人のモノサシで子どもを計らない、大人の概念を子どもに押しつけない」を伝えることと感じております。「熱が高いからって、むやみにお子さんを不安な目で見ないでください。それだけで、お子さんはすごく悲しい気持ちになります」と云うと、「ハッ」とした表情をされる方がほとんどです。みなさん、思い当たるフシがあるのかもしれません。
ご興味おありの方、是非ご参加ください。参加無料です。
なお、資料の準備の都合上、あらかじめ子育て支援センター《電話0120(23)0416》に連絡を入れてくださるよう、よろしくお願いいたします。
今後の開催予定
日  時 時 間 テ ー マ
平成20年2月5日(火) 午後1時〜 「ちょっと気になる症状」 夜尿や落ちつきがない、チックなど

安達医師会地域保健医療委員長 佐久間秀人